困ったなぁ、今回テストが思っていたほど(点数が)取れていない…。この状況で、受験に間に合うの!?
市立金沢高校合格をめざして、受験勉強をがんばっているあなたへ
いつも受験勉強、ご苦労さまです。
また、お子さんの受験勉強をサポートしておられる保護者さまもお疲れさまです。
市立金沢高校は、自由な校風で、交通の便もよくて人気の高校です。
しかし人気校であるがゆえに「進学したいけれど現在の成績(点数)で合格できるの?」とご不安な声を耳にすることも少なくありません。
そこで、こちらページでは港南区上永谷にあります学習塾塾長が、これまでの経験を踏まえて市立金沢高校合格のポイントを以下にまとめました。
受験勉強のヒントになれば幸いです。
市立金沢の偏差値は?
市立金沢高校の偏差値は「63」です。
これは、9教科の評価が40/45、オール4〜5ぐらいの成績が必要だと言われています。
ですが、あくまでこれは“目安”で、過去には当塾の生徒で上記の成績に届かない状況で市立金沢を受験し、合格したケースもあります。
なぜ、そのような結果になったのか?
それには、神奈川県および市立金沢独特の受験システムにあります。
受験における選考基準とは?
実は、市立金沢にかぎらず、当日のテストで高得点が取れれば合格できるケースが多いことを保護者の方はあまりご存知ではありません。
なぜなら、受験における選考基準が以下のようになっているからです。
内申点:当日の入試の点数:面接=3:5:2
ご覧のとおり、入試の点数が選考基準においてもっとも重視されているんですね。
もちろん、内申点や面接もおろそかにはできません。
ただ、市立金沢クラスの学力レベルになると、先ほどもお伝えしましたが9教科の中で5を複数取らなくてはいけません。
例えば、テストの点数が60点→80点も80点→100点も、どちらも20点アップですね。
しかし、同じ20点アップでも、80点から100点に伸ばすほうが難しいと言わざるを得ません。
上記を踏まえますと、5の科目を増やす努力をするよりも、当日の入試で高得点が取れるように努力するほうが合格する確率は高いと言えます。
模試で点数が取れないと心配…
学校の成績を伸ばすには、定期テストの点数を伸ばすことになります。
しかし、定期テストの点数がよくても模試になると、あまり点数が取れないお子さんが実際にはいます。
それは、定期テストが出題範囲が狭かったり決まっているがゆえに、丸暗記でもなんとか点数が取れてしまうからです。
それに対し、模試は出題範囲が広いため暗記しきれません。
そのため、模試では点数が取れなくなってしまうんですね。
しかも、入試問題が学校の定期テストの問題と変わってきている点も見逃せません。
定期テストは、知識・理解を重視していますが、入試はそれに加えて思考力・判断力・表現力、総合力が問われるようになってきているんですね。
こうした理由から、定期テストの点数はいいのに模試の点数が伸び悩んでいる生徒がいたら、私(塾長)としてはとても心配になります。
入試で高得点を取るためには?
やはり、毎日コツコツと勉強することです。
そう言うと「当たり前じゃん…」と思われてしまいそうなのですが、やはり真実なので仕方ありません。
そして、もちろん勉強をコツコツするだけでなく、着実に勉強したことを身につけなければいけません。
もう少し具体的にお示しするなら、5教科で390〜400点(※500点満点換算)を取れる力をつけたいところです(=8割の正解)。
そして、上記の点数を取るためには苦手教科を作らないことが大切です。
必見!市立金沢だけの「傾斜配点」とは?
学校の先生などから「傾斜配点」についてお聞きになられた方も多いかと思います。
市立金沢高校を例にしますと、入試において英語の得点が1.5倍(100点→150点)、数学が1.2倍(100点→120点)に自動的に換算される仕組みなんですね(※570点満点になります)
「傾斜配点」は、学校ごとに特色を打ち出すための施策のひとつです。
市立金沢高校の場合、英語・数学に傾斜配点することで、この科目に強い生徒を集めたい意図があることが推測されます(※必ずしもその通りとはかぎりません)。
ただ、いずれにしましても傾斜配点があるため、市立金沢合格においては英語・数学で高得点が取れると有利であるといえます。
市立金沢合格に向けてやるべきこと
ここまでをご覧になって、つぎのようにお感じになられたかもしれません。
- 苦手科目があると、やっぱり難しいか…
- 内申点は、これ以上は上がらないのかなぁ…
- ウチのコ、英(または数)苦手じゃん…
- やっぱ、合格は難しい!?
ご安心ください。
過去にも、上記のような悩みを抱えていた生徒が市立金沢高校に合格したケースがあります。
そこで、市立金沢合格に向けた2つのポイントをお伝えいたします。
ポイント1:夏休みで苦手克服!
先ほどもお伝えしましたとおり、苦手科目を作らないことが市立金沢合格には必須です。
ですので、もし現時点で苦手科目があるのでしたら、苦手科目の克服に力を入れましょう。
そこで、苦手克服に最適な時期はやはり「夏休み」です。
中3の夏休みまでには、苦手科目の克服をしたいところです。
もし、これをご覧の時点で中3の夏休み以降であったとしたら、一刻も早く苦手箇所を克服する時間を確保してください。
学校の授業が進みながら、苦手克服は大変かもしれません。
ですが、そうも言ってられないのが実情です。
また、これをご覧の時点で、中1・2年生で市立金沢高校をめざしておられるのでしたら、苦手科目を作らないことを意識して勉強をつづけてください。
ポイント2:英語・数学は急げ!
とりわけ英語・数学は、苦手だと思った時点ですぐに対処することが望ましいです。
なぜなら、英語・数学は、短期間に伸びる科目ではないからです。
英語・数学を、私は「積み上げの科目」と呼んでいます。
これまで学んだ内容が、ひとつひとつ着実に身についていないとだんだんとわからなくなってくる科目なんですね。
そのため、英語・数学が苦手科目だとしたら、これまで学んだ内容の積み残しがある箇所をひとつひとつクリアしなければいけません。
先ほど、短期間に伸びる科目ではないとお伝えしたのは、そういう理由からです。
苦手箇所を見つけるには?
もし、英語・数学が苦手科目だった場合、これまでの単元のどのあたりからわからなくなっているか?を見つけることからはじめましょう。
市立金沢高校を志望される学力レベルのお子さんなら、基礎的な学力はお持ちだと思います。
ですので比較的、苦手箇所の特定がしやすい傾向があります。
ちなみに、苦手箇所を見つけるもっとも効率的な方法は、問題を解いていくことです。
よく間違えてしまう問題が、苦手箇所である可能性が高いんですね。
そうして苦手箇所が特定できたら、つまづいている問題をピンポイントに解くことで苦手を克服をめざします。
余談ですが、理科・社会は短期間に成績を伸ばすことができます。
一人でがんばらないで!
くり返しになりますが、市立金沢高校を志望されるお子さんであれば基礎的な学力はお持ちです。
ですので、上記を参考にこれまでの勉強法を見直し、苦手箇所の克服ができれば合格できる確率は確実に高まります。
ただ、私の長年の観察では、お子さん一人で勉強された場合、市販の教材では苦手箇所の特定が難しいかもしれません。
それは、以下の理由からです。
- 教材自体の数が少ない
- 学力レベルごとに細かく分かれた教材がほとんどない
- 学校の教科書に準拠したものは多いが、それは入試での高得点には向いていない
言い換えるなら、苦手箇所を明確に特定しづらく、かつ苦手克服するために必要なさまざまなバリエーションの問題を解くことが難しいんですね。
もし、このような状況でお困りの場合には、一度、当塾がお役に立てると思います。
冒頭で、少し紹介させていただきましたが、港南区上永谷にあります学習塾「翔優館」は少人数指導で、生徒ひとりひとりに合わせた授業を行っております。
集団塾と個別塾のいいトコどり
少人数指導によって、生徒ひとりひとりに合う授業だけでなく、適度な競争意識も芽生えます。
それが実は、苦手箇所がわかるようになるだけでなく、お子さんに楽しく勉強できる環境の提供につながっています。
さらに翔優館では、苦手箇所が得意・好きになることをめざして指導を行っています。
苦手克服は、一朝一夕ではいかない場合もあります。
同じ間違いを2度3度とつづけた場合には、叱咤激励することもあります(※厳しく指摘しても後に引きずらないよう注意して指導しております)。
だけど、そういった経験を乗り越えてわかるようになるからこそ、勉強がわかる楽しさや自分で解けるよろこびが得られます。
また、厳しい中でほめられる分、モチベーションも高まります。
そして、自分の力で解けるようになったときなどには、講師も一緒になってよろこんでいます(厳しいけれど、あったかみのある塾ではないかな!?と個人的には思っております。手前味噌ですが…)。
さらには、当塾では小まめの習熟度を測るため「小テスト」を毎授業行っております。
このとき、他の生徒たちの結果も知ることになりますので、その結果に対して自分が取れないことを悔しく感じたり、自分がいい点数を取れているとうれしくなったり楽しくなることもしばしばです。
もし、ここまでをご覧いただき「翔優館なら、市立金沢合格に向けた勉強ができそう」だと、お感じになってくださったのであれば、まずは当塾の無料体験授業(2週間)に来てみてください。
実際の授業を体験してみて、本当に市立金沢合格のための勉強ができそうか?を判断していただければと思います。
※あくまで当塾の授業を体験することが目的です、入塾を強制することはありません
市立金沢に進学したら何を楽しむ?
写真はイメージです
私のこれまでの指導経験において、市立金沢高校を志望されるのは学力も意識も高いお子さんたちばかりでした。
これをご覧のあなたは、もしかしたら現時点では市立金沢合格の目安となる成績に届いていないかもしれません。
けれど、目安に届かなくても諦めないでほしいと、私は強くお伝えしたいです。
なぜなら(何度もくり返して恐縮ですが)過去には、目安に届かない成績の生徒が市立金沢を受験して合格できたケースがあったからです。
その生徒たちは「市立金沢に行きたい!」という強い気持ちを持っていました。
そして、受験に向けて勉強をやり抜きました。
だから、効果的な勉強法も大切ですが「本当に、その学校に行きたい!」という強い気持ちがどれだけあるか?も大切であるということも最後に付け加えておきたいと思います。
また、市立金沢高校を志望するお子さんは、勉強以外(クラブ活動や自分の趣味や興味のあることへの取り組み)のこともがんばりたい、楽しみたいと考えている傾向があります。
これをご覧のあなたは、市立金沢に進学して勉強以外にどんなことをがんばりたいですか?
どんなことを楽しみたいですか?
ぜひ、それを今から考えてワクワクしてみてくださいね。
きっとそのワクワク感は、合格に向けてのあらゆる取り組みに力を与えてくれるはずです。
あなたの市立金沢高校合格を応援しています。
最後までご覧くださり、感謝いたします。
執筆者紹介
翔優館塾長:秋間 義浩
小学校の恩師の影響から、将来の夢は「学校の先生になること」だった。
学生時代に、塾講師のアルバイトをしたことがきっかけで「自分の個性を活かせるのは、学校の先生より塾の先生なのかもしれない」と感じ、アルバイト先に直談判し入社することに。
大手学習塾では、1教室で100人以上の生徒を指導してきた実績があり、また教室長も歴任。その後「より生徒の進路や人生にも関わる塾講師でありたい」という想いから、同僚の塾講師たちとともに学習塾を創業した。2016年には、さらに自分の理想とする学習塾像、塾講師像を体現すべく、創業した学習塾からも離れ、たった一人で現在の学習塾、翔優館を横浜市港南区に設立した。
気づけば、塾講師歴30年超。累計1,000人を超える生徒たちを指導。つねに、素直な心と素敵な笑顔を心がけ、日々、生徒ひとりひとりを大切にして指導に当たっている。