港南区で中学受験をされる方へのポイント&アドバイス

中学受験を希望しておられるご家庭の保護者さまから、こんなご相談をいただくことがございます。

  • (子どもが)今までまったく言ってなかったのに、急に「受験したい」と言い出した
  • 本人が私立中学に行きたいって言うなら行かせてあげたいけど、でも学校とか受験に関する情報も知らない、どうしたらいんだろう?
  • 絶対、受験させたいっていうわけではないけど、(学力的に)受験できるならさせたい
  • 今の学力なら、どの辺の学校に行けるんだろうか?おおよそ希望する中学に行けるなら受験させたい
  • このままの力では難しいのかな、中学受験塾に行ったほうがいい?でも学力的に入れるの?実際に入ったとしてもついて行けるの? etc

もし、これをご覧の保護者さまが、同じようなお悩みをお持ちなら、ぜひ2,3分ほどお時間を取っていただいて、ここから先をお読みになってみてください。

このブログは、港南区にあります学習塾塾長がこれまでの指導経験から、中学受験に関するヒントをお伝えしております。

きっとご覧いただくだけでも、お子さまの中学受験についての疑問や不安が晴れて、着実に一歩前進できるはずです。

多様化する私立中学

中学受験においては、学力的に進学可能な学校を見つけることも大切ですが、それ以上にお子さま本人が行きたい学校を見つけることのほうが大切です。

なぜなら、最近の私立中学は校風や授業カリキュラムなどが多様化してきているからです。

例えば、学力上位の中高一貫校の私立中では授業がどんどん前倒しで進みます。

そのため、中3で高1の授業をしていたりします。

このような学校の場合、高校では外部からの生徒募集をしませんので先取り学習が可能なんですね。

それに対して、高校からも生徒が入学してくる私立校もあります。

その場合は、高校からの外部生とも学習進度を合わせる必要があります。

ですので、先取り学習はあまりなく、公立中と同じ内容をほぼ学んでいます。

また、このタイプの私立中では1学年が2,3クラス(100名前後)というケースもあります。

このような学校ですと、生徒数があまり多くなく、かつ同じような学力層の生徒たちが選抜して入学してきているので、自分に合った授業を受けられるというメリットがあります。

ちなみに、公立中は子どもたちの学力層が広いため自分に合った授業が受けられない場合があります。

現代は、子どもたちの学力の二極化が進行しており、そのためテストで平均点を算出することもなくなってきています。

平均点を算出しても、平均点付近の生徒が少ないため算出する意味がなくなってきているんですね。

いずれにしても、私立中の先生方のお話を伺うと中高6年間で子どもたちを育成するという意図が感じられます。

そこも、公立中とは違うところかと思います。

中学受験は●●が必要!

ズバリそれは「目的意識」です。

高校受験は「学力的に、この学校に進学する」という志望校の決め方をすることがあります。

しかし、先ほども少し触れましたが中学受験については、まずお子さまが「ここに行きたい、ここ受験したい」といった目的意識を持つことからはじめるべきだと考えております。

なぜなら、中学受験は高校受験と違って、仮に不合格になったとしても公立中には進学することができるからです。

だからこそ、目的意識を持って勉強をしないと長丁場の受験勉強において集中力を持続させることができません。

また、志望校が決まることで必要な学力がわかり、現状の学力と比較してその差を埋めるための勉強を行うことができます。

さらには、志望校によって勉強の仕方が変わります。

例えば、最難関の中学であれば、どんな問題が出題されているのか?を分析することからはじめなくてはいけません。

それに対して、中堅校などあれば基礎学力をしっかりと身につけたうえで、プラスアルファで応用的な問題に対応できる学力があれば合格できる確率はかなり高いと言えます。

つまり、志望校によってどこまでの力が必要なのか?を明確になります。

そしてそのうえで、現在の学力との差がわかれば、どういった勉強をいつまでにどのくらいで身につける必要があるか(=学習計画)も明確になります。

中学受験に関する情報を手に入れる方法

例えば「中学受験案内」というキーワードで検索をしてみてください。

受験校を紹介した本を、いくつも見つけることができると思います。

それらは、各学校の特色や部活、行事、入試情報、学費、合格の目安、高校卒業後の進路や大学進学率などが詳細に書かれています。

お近くの書店にも置いているかもしれませんので、足を運ばれてお調べになってもよいかもしれません。

そして、それらから目ぼしい学校を見つけたら、その学校のホームページもご覧になってみてください。

そこで、オープンキャンパスや文化祭、説明会の予定なども掲載されていると思います。

それらをご確認いただいたら、上記のような志望校に実際に足を運べる機会には、ぜひ親子でご参加ください。

ちなみに、中学受験では親子で納得して志望校を決めることが大切です。

お子さまは、なぜ私立中に行きたいのか?、また、お子さまが志望校を決めておられるなら、なぜそこに行きたいのか?の理由を保護者さまもしっかりと把握しておいてください。

そのうえで、親子で説明会などにご参加ください。

そしてまた、併願も視野に入れていろいろな学校をご覧になってください。

その結果「こっちの学校のほうがいい」と志望校が変わることもよくあります。

ですので、はじめから志望校をひとつに決めないほうがいいと思います。

いずれにしましても、親子ともに行きたいと思える学校を見つけてください。

そこが決まれば、あとは合格に必要な力を埋めていくだけになります。

参考:当塾での志望校選定に関するサポート

当塾では、中学受験を希望されるお子さまが入塾される際には、はじめに学力状況を伺ったうえで「どうされたいか?」を必ず確認しています。

それは例えば「絶対に、私立中じゃないとダメなのか?」、「それとも、地元の公立中に進学することになっても構わないのか?」といったことなどです。

また、私立中に進学されたい場合「どの学校に進学したいのか?」を伺ったうえで、併願されるかどうかも確認するようにしています。

このとき、併願も視野に入れておられるものの志望校を決めかねておられる場合などは、候補となる学校をいくつか紹介することもしています。

さらに、志望理由や学力状況から判断して「こういう学校もありますけどどうですか?」とアドバイスさせていただくこともあります。

それによって、おおよその志望校を定めるサポートを行なっております。

そして(おおよそであっても)志望校が決まれば、それに必要な学力などについての具体的なアドバイスが可能になります。

ちなみに、私の長年の観察では、中学受験に向いているお子さまとそうでないお子さまがいらっしゃいます。

端的に申し上げますと、学力もさることながら集中力が高く、途中で飽きずにやるべき勉強をきちんと黙々と進められるお子さまは中学受験に向いています。

逆に、落ち着きがなかったり集中力がつづかないお子さまが中学受験することは、大変になる傾向があります。

しかし、だからと言って中学受験できないわけではありません。

そして、そのようなお子さまが私立中に進学することで、校則やお友だちなどの環境的な要因から公立中に進学するよりも落ち着きのある生徒に成長することもあります。

当塾での受験指導について

ここからは、当塾が中学受験指導をどのように行なっているか?をお伝えしたいと思います。

もちろん、中学受験をされるうえで塾をお選びになることも、塾に通わず受験されることも自由です。

ただ、最適なご選択をしていただくうえでは、比較しうる情報をお持ちいただいたほうがよろしいかと考え、当塾を紹介させていただくことにしました。

港南区にあります当塾「翔優館」では、中学受験専門のコースはございません。

その理由としては、当塾の授業形態が個別指導だからです。

そのため、中学受験を希望されるお子さまにおかれましても、1対1の個別指導で志望校対策を行っております。

ひとりひとりの学力、志望校に合わせた完全個別指導ですので、受験に必要な力をお子さまのペースをコントロールしながらムダなく身につけていただくことができます。

個別のカリキュラムに沿って学習できることで、合格への近道になります。

ちなみに当塾には、大手塾さんで受験勉強を行いながら苦手な教科や単元のみを当塾で個別指導を受けている生徒もいます。

これは状況的には、大手塾さんの授業がわからないままどんどん進んでいてムダが生じています。

受験対策にかけられる時間は有限であることを考えますと、お子さまの学習時間的にもモチベーション維持の観点からも、さらには経済的にもできるかぎりムダなく行うべきであると私どもは考えております。

通塾回数も選べます

通塾回数については、お子さまの学力と合格に必要な学力、また通塾費用との兼ね合いで、相談のうえ決定しております。

ただ、私どもが推奨する受講カリキュラムは「週2回(2コマ/日)の個別指導+週3日塾での自習」です(1コマ50分)。

このカリキュラムであれば、授業のない日も塾に来ていただいて自習で課題をこなすことができます。

「自習」と言っても、課題内容も指示したうえで取り組んでもらっています。

そして自習は、決められた時間まで勉強するのではなく、その日の課題が終わればいつでも帰れます。

誤解を怖れず申し上げますと、小学生は低学年になるほど自分で考えて勉強することができない傾向があります(実は、中学生でもそれは難しかったりします)。

だからこそ、ある程度、大人が学習を管理してあげる必要があると考えております。

また、上記の受講カリキュラムについて通塾頻度が高いとお感じになられた方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、少なくとも当塾では、中学生・高校生も受験時には同様の頻度で通塾してもらっています。

私どもといたしましては、どの学年であれ受験生は志望校合格のためにこのくらいの頻度は必要だと考えております。

最適な受講カリキュラムを提案いたします

しかしとは言え、現実的に他の習いごととの兼ね合いやご負担が可能な費用面などのご事情はご家庭によってさまざまです。

そこで、おひとりおひとりのケースに合わせて最適な受講カリキュラムを提案させていただいておりますのでご安心ください。

例えば、先に挙げた受講カリキュラム以外では、通常の小学生コースと個別指導を組み合わせることも可能です。

通常の小学生コースは、基礎力養成をおもな目的に演習もたくさん行います。

そして個別指導では、志望校ごとに合格に必要な知識やテクニックを学ぶことができます。

そのように、コツコツと基礎力が身につくコースと受験対策コースを併用することで基礎から応用までの学力を身につけることができます。

ちなみに実際のところ、これまで当塾で私立中学を受験した生徒はあまり多くはいません。

生徒のほとんどが、地元の公立中学に進学しております。

しかしそれは(おわかりのとおり)、この地域に私立中学があまりなく地元の公立中学に通うことが一般的な価値観であることが理由です。

けれども、その中で私立中学進学をめざして当塾で学んだ生徒に関しては、これまで全員が私立中学に合格しております。

志望校合格に一番大切なこと

それは「絶対、この学校に行きたい!」という強い思いです。

もしくは「あの学校が、私を呼んでいる!」ぐらいの思いが必要だと感じます。

なぜなら、そのくらいの強い思いで受験しているお子さまも実際にはおられるからです。

そして「絶対に」という気持ちがないと、どこかで手を抜いてしまったり守りに入ってしまうことがあるんですね。

いい意味で、自分を追い込めた方がいいですし、そのためにも「絶対、この学校に行きたい!」という思いが必要になります。

ただし、大人であってもつねに同じ気持ちを持続させることは容易ではありません。

そこで当塾では、面談を通じて生徒の気持ちがつねに持続できるようサポートしております。

ちなみに面談は、生徒と先生の二者と保護者さまを交えた三者を必要に応じて行っています。

ただし、合格を目的にしないでください

長く学習塾を経営しておりますと、いろんな生徒に出会ってまいりました。

その中の一人に、大手塾で大学付属の私立中に合格した生徒がいました。

その生徒は、高校生のときに当塾に来てくれました。

そのとき聞いた話では、生徒は私立中に入ることが目的になってしまい合格したとたんに勉強しなくなったのだそうです。

その結果、高校生の段階で大学に進学できるか危うくなり塾に通うことにしたのだそうです。

最終的には、なんとか大学には進学できました。

また別のケースでは、私立の小学校(大学までエスカレーター)に進学したものの、小6で算数が全然できなくて当塾に来た生徒もいました。

その生徒は、中学2年生まで当塾に通ったのですが、塾を辞めた後、学校の勉強について行けなくなり、高校からは別の学校に受験をして入り直したと聞きました。

こういうケースを見るにつけ、私どもが強く感じていることがございます。

それは「勉強のゴール(目的)を、志望校合格にしないでほしい」ということです。

先ほどの生徒の例からも、志望校合格がゴールになると合格したあとに勉強をつづける理由がなくなってしまうんですね。

そして、志望校に合格して入学したとたんに、何をすればいいのかがわからなくなってしまうんです。

志望校合格のその先をめざそう!

最後に、お子さまにとって中学受験は大きなイベントのひとつだと思います。

しかし、人生を長い目で見たときには“通過点”であるとも言えます。

だからこそ、学力を伸ばすことや志望校に合格するだけじゃなく、人間としての成長も伴わなければ、たとえ志望校に合格したとしてもかえって人生で苦労することにもなりかねません。

そして小・中学生の場合、志望校合格が目的になると、先ほど挙げたようなことが起こりやすい傾向があります。

また、合格後モチベーションが下がって勉強をしなくなってから、気持ちを立て直したり学習習慣を変えることは意外と容易ではありません。

そういったことから、私どもとしましては私立中学に合格することだけを目標にはしてほしくないと考えております。

そのためには、やはり親子でしっかりと話し合って志望校を決めていただきたいと思います。

またその際には、中学で何をしたいのか?、将来、何をしたいのか?も含めて話し合っていただきたいと思います。

お子さまにとっても、保護者さまにとっても笑顔になれる中学受験になりますことを願っております。

このブログが、お子さまの中学受験対策のお役に立てましたら幸いです。

最後まで、お付き合いくださいまして感謝いたします。

執筆者紹介

翔優館塾長:秋間 義浩

小学校の恩師の影響から、将来の夢は「学校の先生になること」だった。

学生時代に、塾講師のアルバイトをしたことがきっかけで「自分の個性を活かせるのは、学校の先生より塾の先生なのかもしれない」と感じ、アルバイト先に直談判し入社することに。

大手学習塾では、1教室で300人以上の生徒を指導してきた実績があり、また教室長も歴任。その後「より生徒の進路や人生にも関わる塾講師でありたい」という想いから、同僚の塾講師たちとともに学習塾を創業した。2016年には、さらに自分の理想とする学習塾像、塾講師像を体現すべく、創業した学習塾からも離れ、たった一人で現在の学習塾、翔優館を横浜市港南区に設立した。

気づけば、塾講師歴30年超。累計1,000人を超える生徒たちを指導。つねに、素直な心と素敵な笑顔を心がけ、日々、生徒ひとりひとりを大切にして指導に当たっている。

志望校合格のための勉強を試してみませんか?

さて、最後までご覧くださった保護者さまに特別なご案内がございます。

「本当に当塾なら、お子さまの志望校合格を最適にサポートできるかどうか?」をご判断いただける機会として「体験授業」に参加いただくことができます。

体験授業では、4コマ(合計:200分)受講していただくことができます。

また、志望校や学力状況を把握したうえで、最適な学習計画を提案させていただくことも可能です。

これまでもお伝えしましたとおり、最適な受験対策には十分に正しい情報を取得されることが大切です。

それは、塾選びも同様です。

ぜひ、実際に教室に足を運ばれ、授業を受け、講師の説明を聞いたうえでお子さまに最適な塾をお決めください。

なお、受講料はキッズ(小1〜3)2,000円、ジュニア(小4〜6)2,500円になります(税別)。

できるかぎり、多くのお子さまの志望校合格をサポートしたいと考えております。

しかしながら現在、講師の時間の多くが既存の生徒さんの学習指導に充てられております。
そのため、体験授業をお受けいただける人数が毎月5名さまとなりますことを、あらかじめご了承ください。

体験授業が(限られた時間ではございますが)、お子さまの未来が変わりはじめる“小さくとも着実な一歩”になると信じております。

一緒に勉強できますことを、楽しみにしております。

お申し込みは、お電話・ネット・LINEから承っております


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翔優館の所在地(横浜市港南区)

  • 住所:横浜市港南区丸山台3丁目30ー3
  • 最寄駅:横浜市営地下鉄ブルーライン「上永谷駅」徒歩10分
  • 駐車場:なし(送迎時、塾の前に一時お停めください。なお長時間の停車はご遠慮ください)


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