横浜平沼高校合格をめざして、受験勉強をがんばっておられる方へ
いつも勉強、お疲れさまです。
また、お子さまを日々、サポートしておられる保護者のみなさまもご苦労さまです。
こちらのページでは、港南区にあります学習塾塾長がこれまでの指導経験をもとに横浜平沼高校合格のためのポイントを紹介しております。
こんなお悩みありませんか?
さて、毎年、横浜平沼高校を受験される生徒・保護者の方から、こんなお悩みの声を耳にします。
- 入試でどのくらいの点数を取れば、合格できるの?
- (横浜平沼高校は)どのくらいの成績の子がめざす学校なんだろう?
- (入試は)英数国理社にプラスして「特色検査」があるけど、どうやって対策したらいいんだろう?
もし、これをご覧のあなたもこのようなお悩みをお持ちなら、ぜひ2,3分ほどお時間を取っていただいて、これからお伝えすることをご覧になってみてください。
読むだけでも、成績アップおよび横浜平沼高校合格のヒントをつかんでいただけるはずです。
高校受験が変わってきています
2020年から本格導入がはじまった新学習指導要領では、それまでの学力評価と異なり「思考力」・「判断力」・「表現力」が評価されるようになりました。
その一環として、多くの教科において「あなたの考えを述べなさい」といった問題が増えてきています。
そしてそのような出題形式は、高校のみならず大学受験でも同じような変化が見られます。
つまり、これまでのような知識があるだけでは学力としては十分ではなく、知識をもとに自分がどう考え、どう答えるのか?が学力として評価されるようになってきているんですね。
しかし現在はまだ、このような出題形式に多くの子どもたちが慣れていませんし、そのような学力を小さいころから養成する授業を受けてきたわけではありません。
ですので現在、横浜平沼高校を志望しながらも成績が伸び悩んでしまって不安、という生徒の方は少なくありません。
もし、これを読んでくださっているあなたも同じような気持ちであったとしたら、そう感じているのはあなただけではありません。
だからどうか、焦らずに落ち着いてやるべき勉強をつづけてください。
横浜平沼の偏差値は?
横浜平沼高校の偏差値は「66」です。
これは、学校の成績で言えば5段階評価で4と5が半々ずつあるぐらいで、9教科で40以上は必要になります。
また、ご存知のとおり横浜平沼高校は5教科の入試に加えて「特色検査」があります。
そのため、当然、特色検査の対策も気になるところですが、合格できるかどうかは5教科の得点をしっかり取れることが前提となります。
もう少し具体的に申し上げると、今春(2022年)の入試結果を見ると合格に必要な点数は400点/500点でした(8割正解)。
ですので、入試問題が8割以上正解できるだけの学力を身につけたうえで、特色検査の対策をするようにしましょう。
苦手科目が足を引っぱってる…
「8割正解は難しいな…。苦手科目が足を引っ張っちゃって、模試でも400点届いていない…」
以前、私の学習塾で横浜平沼高校を志望する生徒がこのように話してくれたことがありました。
しかし、これは必ずしもネガティブなことではありません。
なぜなら、苦手科目が何か?をある程度、理解できているわけですし、苦手科目の克服を集中的に行うことで合格できる確率が大きく高まるからです。
とにかく、足を引っ張っている科目をなくしましょう。
中3の夏休みを逃してはいけない!
苦手科目に最適な時期は、やはり「中3の夏休み」です。
少し厳しめに申し上げると、私たちの長年の観察ではこの機会を逃すと中1・2の復習ができる機会はほとんどありません。
ちなみに、横浜平沼高校のような学力県内トップクラスの高校をめざしていて勉強に行き詰まっているお子さんの中には、意外と理科・社会で点数が取れていないケースが少なくありません。
これまで学んだ、理科・社会の知識を忘れてしまっていて、それで模試で点数が取れていないことがわりとあります。
ただ、忘れてしまっているだけなので、思い出すことができればこちらも点数はおのずと伸びます。
ですので、難しいことや新しいことを覚えるよりも、これまで習った単元および内容で忘れてしまっていることをきちんと覚え直すことを重視して勉強をしましょう。
英・数・国は時間がかかります
理科・社会に比べて、英語・数学・国語は短期間で成績が伸びるものではありません。
なぜなら、英語・数学・国語は「積み上げの学問」だからです。
これまで習ってきた知識が身についていなければ、その先の単元の問題が解けない学問なんですね。
ですので、着実に目の前の問題をしっかり理解して解けるようになる、つまり目の前のことを積み上げるしか成績を伸ばすことはできません。
また、これまで習った単元や内容に積み残しがあった場合、だんだんと勉強がわからなくなって行きます。
そのため、積み残しがないように学びつづけることがもっとも大切です。
そして、もし積み残しがあったとしたら、できるかぎり早い段階で行き詰まっているポイントを見つけて克服をめざしましょう。
ちなみに、英語であれば3年生で習う文法事項は夏休み中に終えて、秋からは長文読解の問題に十分に時間が割ける状態が理想的です。
基礎がある人は、公式の意味まで理解しています
横浜平沼高校を志望される生徒の方であれば、基礎的な学力は十分にお持ちかと思います。
しかしそのうえで、横浜平沼高校合格をめざすのであれば公式の意味まで理解していることが大切です。
例えば、二次方程式の解の公式が「なぜこれが成り立っているか?」を説明できますか?
私たちは、公式の意味を理解し説明できる力も基礎学力に含まれると考えています。
逆に「公式だから、ここに数字を当てはめて答えればいい」といったパターン化した理解では、応用的な問題が出たときに答えられないことが起こります。
この場合には、きちんと基礎を固めることを優先させましょう。
公式が「なぜこれが成り立っているか?」を説明できるくらい、基礎の土台がしっかりしたうえで応用問題を解くほうが学習効果は高くなります。
どんな科目も、教科書レベルの基礎的な問題がきちんと理解できていなければ応用問題に対応することは難しくなります。
模試で自分の実力を把握しておこう
やるべきことがわかれば、着実にそれをこなすことで成績に結びつきます。
そして、できるかぎり模試を受けられることをお勧めします。
模試を受けるメリットは、たくさんあります。
まず、学校の定期テストよりも実力を把握しやすくなります。
出題範囲が広いので、その中で自分は何ができて、何ができていないか?に気づきやすいんですね。
そして、できていない単元や内容がわかれば、そこをもう一度復習して克服をめざします。
また、入試の雰囲気に慣れることもできます。
もちろん、どんな環境でも実力を発揮できる生徒の方もおられると思います。
逆に、緊張してしまう方もおられます。
これまでの私の指導経験において、緊張してしまって普段わかっていたことがわからなくなってしまったということも実際にはあります。
塾や学校などで模試が受けられる場合もありますが、入試対策を考えるなら慣れや親しみのない会場に行って模試を受けられることをお勧めいたします。
模試は、必ずしも点数が大切なわけではありません
模試は、もちろん点数も大切なんですが、何が取れていて何が取れていないのか?を把握することのほうがもっと大切です。
例えば、正解率が高い問題を自分は間違っていたなんていうことがあるとそれは気をつけなければいけません(※模試の結果には、問題ひとつひとつに正解率が割り出されます)。
なぜなら、そのような問題は誰もが確実に得点できる問題だからです。
逆に、正解率が10%のような極端に誰もが答えられていない問題は正解できなくても仕方がありません。
こうした判断が、入試対策に大変役立ちます。
私の学習塾でも、生徒たちは点数だけを見がちなのですが、必ずしも合計点数だけで良し悪しは判断できません。
そのようにして、模試では“場慣れ”するとともに、取れる問題を確実に取れる力を培って欲しいと思います。
特色検査対策について
5教科の問題や、これまでの学校の定期テストの問題と少し違った特殊な問題ですので視野を広げる意味でも、また慣れる意味でも過去問を解くことはお勧めです。
特色検査は「学力検査や面接では測ることのできない、総合的な能力や特性をみる検査」と考えられています。
ですので、普段からニュースなどを見て世の中のながれを理解していたり、さまざまな分野に興味を持って知識を深めておくことは特色検査対策の一環になります。
そして、はじめのほうでも少しお伝えしましたが、知識をもとに自分がどう考え、どう答えるか?が問われているのが特色検査とも言えます。
そういったことを踏まえますと、普段からさまざまなことに対してアンテナを張って興味を示し、そこから自分の考えを持ち、それを他者に説明できる方は特色検査に強い傾向があります。
また、模試でも特色検査を受けることができます。
ちなみに、特色検査の試験は60分間です(5教科は各50分)。
慣れない特色検査の問題を60分間集中して解く必要がありますので、やはりあらかじめ模試などで慣れておくことは大切です。
また、出題数も多いので、問題を見てちょっとすぐにはわからないなと思ったら、気持ちを切り替えてつぎの問題を解くことも必要かもしれません。
以上を踏まえて、特色検査対策は中3の秋後半〜冬ごろから本格化させてほしいと思います。
ですが、それまでの間は5教科をしっかりと対策しましょう。
横浜平沼高校合格めざしている方への最後のアドバイス
これまでお伝えしてきたように、特色検査があるからといって恐れる必要はありません。
むしろ、特色検査ばかりを意識していると5教科がおろそかになってしまいかねません。
5教科があっての、特色検査だと考えてください。
そして、5教科の成績が伸びてくるということは、結果的に知識が増えるということでもあります。
そうすると、特色検査の正解率も上がってきます。
あなたの横浜平沼高校の合格を、陰ながら応援しております。
最後まで、お付き合いくださいまして感謝いたします。
執筆者紹介
翔優館塾長:秋間 義浩
小学校の恩師の影響から、将来の夢は「学校の先生になること」だった。
学生時代に、塾講師のアルバイトをしたことがきっかけで「自分の個性を活かせるのは、学校の先生より塾の先生なのかもしれない」と感じ、アルバイト先に直談判し入社することに。
大手学習塾では、1教室で100人以上の生徒を指導してきた実績があり、また教室長も歴任。その後「より生徒の進路や人生にも関わる塾講師でありたい」という想いから、同僚の塾講師たちとともに学習塾を創業した。2016年には、さらに自分の理想とする学習塾像、塾講師像を体現すべく、創業した学習塾からも離れ、たった一人で現在の学習塾、翔優館を横浜市港南区に設立した。
気づけば、塾講師歴30年超。累計1,000人を超える生徒たちを指導。つねに、素直な心と素敵な笑顔を心がけ、日々、生徒ひとりひとりを大切にして指導に当たっている。